こんにちは、長女HSP気質をもつ、アラフォーママのりりーです。
私は妹がいる2人姉妹の長女で、長女気質がかなり強めと自覚しています。
幼いころから母に「お姉ちゃんだから我慢しなさい」「お姉ちゃんなんだから」とよく言われてきました。
気づいた時には、「お姉ちゃんだからしっかりしなきゃ」「自分でなんとかしなくてはいけない」という思考のクセがついていて、常に親の顔色を伺っていたなと。
そのため大人になっても人になかなか甘えたり頼ることができず、会社でも1人でなんでもこなそうとするため、次々と仕事が舞い込んできて、キャパオーバーになることも。
それから私は長女気質の他に、HSP気質も持っています。
この似たような2つの気質を持っていることで、これまで生きづらさを感じることがたくさんありました。
今現在はどうかというと、長女HSP気質であることには変わりないのですが、子どもが生まれたことをきっかけに、人に甘えたり頼ることが少しずつ出来るように◎
今回は、私の実体験と今の向き合い方について、お話したいと思います。
長女HSP気質の共通する5つの特徴
長女気質とHSP気質の共通する特徴はたくさんあるのですが、おもにこんな感じです。
- 甘え下手で人に頼るのが苦手
- 自分に厳しい
- 我慢することがあたりまえ
- 人にどう思われているか気になって、自分の意見が言えない
- 人の感情に影響を受けやすく疲れやすい
長女気質:「自分でなんとかしなくてはいけない」という思考。
HSP気質:遠慮しがちで人に頼るの苦手。
どうやって甘えたらよいのかわからないんです。
長女気質:長女として割と厳しく育てられたこと。「~でなければならない。~べき」という思考。
HSP気質:先のことを考えすぎること。自分のことを厳しく評価する。
事前準備もやることもそれなりにやって結果70点だった時に、「70点取れたなら良し!」ではなく、「70点しか取れなかった」と納得がいかないんです。
長女気質:「お姉ちゃんだから我慢しなさい」と言われ、自分を抑えてきたこと。
HSP気質:人の気持ちを敏感に感じとり、自分を犠牲にして相手を優先しがち。
あんまり大丈夫じゃなくても大丈夫!とついつい言ってしまいます。
長女気質:親の顔色を気にして、妹のためにぐっと自分を押し殺してしまうことも。
HSP気質:深く考えすぎることと、相手の気持ちを推し量りすぎて、自分の気持ちを吐き出せない。
意見求められると相手の求めてることを考えすぎて、自分の意見が詰まりがちに。
長女気質:親の顔色を伺って、怒られないように行動してしまう。
HSP気質:人の感情の変化に左右されやすい。機嫌が悪い人がいると自分のせいでは?と気にしてしまう。
悪くないのに、すぐ「すみません」と言ってしまいます。
長女HSP気質で会社員生活は不調の連続
私は短大を卒業してからずっと会社員として働いてきて、途中転職を4回してきました。
仕事自体は好きなのですが、職場に苦手な人がいると、家に帰ってきてからも土日も頭から離れず、どんどんつらくなってきます。
そして、人に甘えたり頼ることが苦手で1人で仕事を抱え込みがちなので、忙しい職場で働いているとキャパオーバーに。
ストレスフルな職場でもまだ大丈夫!と自分の限界を超えて頑張ってしまうんです。
その結果、ストレスから限界を超えた身体には不調が。
- アトピー性皮膚炎悪化で休職
- 多型滲出性紅斑(たけいしんしゅつせいこうはん)で入院
- 慢性蕁麻疹とコリン性蕁麻疹を併発
- 内斜視による複視で2回手術
身体に不調が出て初めて限界だったんだと気がつくんです。
「仕事よりも心身の健康が大事」と思い、自分の身を守るため4回の転職をすることで、毎回逃げてきました。
逃げても毎回身体に不調がでて、私は「そもそも会社員生活自体が向いていないのかも」ということに、ようやく気が付きました。
今現在育休中なので、近い未来に脱会社員を目指して、働き方を変える決心をしました。
長女HSP気質と少しずつ向きあえるようになったきっかけ
現在アラフォー私、長女HSP気質とはかなり長い付き合いですが、幸せに生きる道をまだまだ模索中です。
模索する中で、「自分はこうしたい!こうして欲しい!」という心の声を大切にするようになってから、これまでより少しラクに生きられるようになったことに気が付きました。
社会人2年目に、私は実家を出ました。
実家にいた時は、お姉ちゃんと呼ばれるたびに、無意識に「しっかりしないと」みたいな気持ちになり、心がザワザワしてしんどかったんです。
気質は幼い頃からの家庭環境が大きく関係しています。
実家を出て自立したことで、お姉ちゃんの呪縛から解放された気がして、気持ちが軽くなりました。
長女HSP気質の私は、人に頼られることが多かったけれど、よっぽどのことがないかぎり人に頼ることが苦手でした。
「人に頼ることは、申し訳ないこと。」「自分の力で解決できない自分が悪い。」と考えていたんです。
そんな私が甘えたり頼ることができるようになったのは、息子が生まれたことがきっかけでした。
夫にさえあまり頼ってこなかった私は、里帰りしない出産をしたことで、夫に頼りまくりで甘えたり頼ることのハードルが下がったんです。
実母との関係は?食事はどうする?初産で里帰りしない理由と体験談子どもがいると、甘えたり頼ったりしないと1人では無理だと気が付きました。
家族やママ友、通りがかりの人にも声をかけてベビーカーを運ぶのを手伝ってもらったり、色んな人にたくさん頼れるように◎
息子が「1人で抱え込まないで、甘えたり頼っていいんだよ」と教えてくれた気がします。
長女HSP気質の私に足りなかった「頼る力」は生きていくのに必要な力だと気が付きました。
頼ることって相手への信頼なんだなと。
そして、自分が頼ると、相手も頼みやすくなります。
まとめ
長女HSP気質だと、多少つらくても「まだ大丈夫!」と1人で抱え込み我慢しがちです。
実体験から気が付いたのは、
- つらいなら思い切って休んでみる、環境を変えてみる
- 「頼る力」は生きていくのに必要な力
もっと早く甘えたり頼ったりが出来ていたら、過去の自分はもっと生きやすかったなと。
もう少しで育休が終わり復職しますが、子育てと仕事、今まで以上に色んな人の力を借りながらやっていこうと思います。
会社員生活がつらい私にとって職場復帰は不安ですが、脱会社員するまでは、今の職場で勇気をだして「頼る力」を育てていきたいです。
長女気質×HSP気質の人におすすめしたい本
最後に、長女HSPの私が何度も繰り返し読んでいる、おすすめの本を紹介します。
私がHSP気質を持っていることに気づいたきっかけの本で、HSP(繊細さん)が入り口として読むのにおすすめです。
「そういう事だったんだ!」という思いの連続でした。
今まで生きづらいと感じていたことが色々と書かれていて、モヤモヤしていたことを言葉にしてもらえたような感覚です。
家族、恋人、友人などがHSP(繊細さん)で、「ちゃんと理解してあげたいけどむずかしい」という悩みのある方にも読んで欲しい1冊です。
HSP(繊細さん)がどう考えていけば前向きに楽に生きられるのか、丁寧に解説してくれている本です。
自分の繊細さに振り回され、人間関係や生きること自体がしんどくなってきてしまった時のケアの方法や、より人生を楽しんで自分らしく生きるための考え方・行動のコツが、分かりやすく説明されていました。
「繊細な気質は幸せを感じるためにあるものなんだ!」と前向きになれる本です。
繊細さんの素敵なところがいっぱい書かれていて、読んでいてとても励まされ、ほっとした気持ちになりました。