こんにちは、育休中男の子ママのりりーです。
出産前に私が悩んだのが、里帰りするかしないかでした。
「里帰り=するもの」という固定概念があったので、帰らない選択をしてよいのかすごく悩みました。
当時の夫の状況は
- 料理以外の家事はだいたいできる
- 1週間まとめて休暇取得できそう
- 産後1ヶ月間くらいは、定時で帰れそう
夫の状況などから、これなら里帰りしなくても、なんとかなるかもと思いました。
最終的に、実母との関係や、夫に父親としての実感を持ってほしいという思いがあり、里帰り出産しませんでした。
結果、我が家にとっては、里帰りしないという選択をしてほんとによかったです。
大変だったけれど、妊娠中に情報収集をしてシミュレーションしていたため、なんとか乗り切ることができました。
今も夫と同じ目線で育児が出来ているのは、夫婦で最初から協力して育児をスタートできたからこそと感じています。
- 初産で里帰りを迷っている人
- 里帰りしない出産の実際(リアル)を知りたい人
- 里帰り出産しないメリットとデメリットを知りたい人
私の体験談が、これから里帰りしないで出産を迎える方の参考になれば嬉しいです。
私が里帰り出産しなかった3つの理由
私が里帰りしないと決めた理由は3つあります。
- 実母との距離感が難しかった
- 夫に父親としての実感を持ってほしかった
- 自分のペースで子育てと生活がしたかった
私は幼い頃から実母との距離感や、本音で話すことがうまく出来ないことに悩んできました。
決して嫌いというわけではないのですが、実母とは距離感を保っていないと必ずぶつかります。
性格と価値観があまりに違うため、久しぶりに実家で過ごすことは私も母もストレスになるだろうし、ケンカは避けられないだろうなぁと思いました。
産後の体を労わるために帰るのに、それがストレスなら本末転倒だなと。
それから、私がアラフォーで両親もそれなりに高齢なので、体力削ってもらうのが申し訳ない気持ちもありました。
妊娠中、夫に対してめちゃめちゃイライラしていました。
・つわりで眠れない隣で、毎晩いびきをグーグーかいて爆睡
・お酒が好きだけど飲めない私を横目に、毎晩グビグビ飲む
・食べつわりで体重管理が大変だった私を横目に、好きなものをバクバク食べる
・出産準備や必要な手続きを調べることは私に丸投げ
なんで私だけ大変なんだろう…。穏やかな妊婦さんとは程遠かったです…。
それから、産休に入るまで体調を気にしながら仕事をすることは、思った以上に大変でした。
・つわりと仕事の繁忙期が重なって、多少の無理をして働かなくてはいけなかったこと
・妊婦検診に行くために、仕事の調整が大変だったこと
・産休に入るまで仕事の引継ぎを終わらせなきゃいけない気苦労やプレッシャー
私の大変さや気持ちはあまり伝わっておらず、夫は「もう少しで産育休で休めるのいいな~」くらいに思っている様子にモヤモヤしました。
コロナ渦で妊婦検診の立ち合い禁止、出産で立ち会えるのは生まれる直前直後30分程、入院中も面会禁止。
つわりも陣痛も1人で乗り越えて、退院してすぐ里帰りしたら、夫は産後のボロボロの状態を知らず、自宅で缶酎ハイを片手にゲームをして羽をのばすことでしょう(←許せません!)
あえて産後ボロボロの状態を知ってほしかったんです。
里帰りした場合、育児スキルに差があるので、1から夫に育児を教えるのも面倒だなとも考えました。
今後育児でわからないことは、何でも私に聞くのが当たり前になったら嫌だなと。
- 一緒にわからないことをわちゃわちゃしながら、一緒に同じスタートを切りたい
- 毎日変わっていく赤ちゃんの顔を一緒に見ながら、一緒に新生児期を過ごして乗り越えたい
とにかく一緒に子育てをしたい!という思いがあり、里帰りしませんでした。
実家の家族といえど家族仲があまり良くないし、気を使わなきゃいけない環境で何日も生活するのは、私には無理だなと思いました。
何でもそろっている自宅で過ごすことが、1番安心できると思ったんです。
自分と赤ちゃんに必要なものを、実家に送ったりするのも面倒だったというのもあります。
里帰り出産しないで良かったこと4つ
- 夫婦で一緒に子育てをスタートできた
- 自分が1番落ち着く環境で育児ができた
- 夫婦で赤ちゃんのいる生活に慣れるのが早かった
- 内祝いの手配がスムーズだった
退院してすぐに自宅で子育てがスタート。
まずは夫に入院中に習ったこと(オムツやお着替え、沐浴等)を、私から伝授。
里帰りしないと決めてから、夫と出産準備教室に通ったりして、たくさん予習していたので夫の飲み込みは早かったです。
産後は、難産だったため体力は残っておらず、骨盤はグラグラするし、会陰切開の傷も痛んで思った以上にボロボロでした。
そんな私の様子を見て、授乳以外のことは何でもやってくれた夫。
産後のボロボロの姿を知ってもらえてよかったと同時に、頑張ってくれて感謝です。
退院して病院から自宅に帰ってきた時、すごく安心してホッとしました。
自宅のソファとベッドが1番落ち着く場所です。
夫の取得できた休暇は1週間で、その後は日中はワンオペ育児となりました。
新生児は思った以上に寝ている時間が長いので、1人だと自分のペースでゆっくり過ごせて良かったです。
夫婦で「家事と育児」に慣れるのが早く、役割分担だったり生活リズムをつかむのがスムーズでした。
夫がひととおり育児をこなせるので、産後の骨盤矯正や美容室に行くのに、安心してお願いできて良かったです。
ありがたいことに産後自宅にたくさんの出産祝いが◎
出産前に内祝いのことまで気が回らず、考えていなかったので焦りました。
夫と相談しながら、夫側の親族や職場の上司については好みを聞いて、スムーズにお返しを手配できたのが良かったです。
ちなみに私は『ゼクシィ内祝い』を利用しました。
- オリジナルメッセージカードが無料で作れる
- アドレス&ギフト管理帳でギフト管理もらくちん
- メルマガ登録で割引クーポンがもらえる
割引クーポンは定期的にメールで送られてきます。
内祝いを送る度にクーポンを使用できたので、とってもお得でした!
実家に赤ちゃんだけ預けることが難しいのがデメリット
両実家にとって息子は初孫で、コロナ渦ということもあり月齢小さいうちは、会う回数も少なめでした。
里帰りしないということは、実家の家族がお世話をする機会がほとんどないため、月齢が小さいうちは息子を預けるハードルが高かったです。
気分転換に夫婦でご飯でも行きたいね!となっても、一時保育を利用してまで出かけようとはなりませんでした。
その後、私が体調を崩して病院に行きたい時に、実家に息子を預かってもらうにも、お世話に慣れていないので心配でお願いできず。
結局、夫に仕事を休んでもらいましたが、いざという時のために、一時保育についても調べておく必要があると実感しました。
里帰りしない出産を乗り切るためにやったこと5つ
夫は料理が苦手なので、問題は産後1ヶ月の食事をどうするのかでした。
掃除は生きていける程度にゆるい範囲でできれば良し◎
実際にやったことを紹介します。
- 実母と義母に食べ物の差し入れをお願いする
- ネットスーパーを利用
- レトルト食材のストックと宅配弁当を駆使する
- 自治体の産後ケア事業を利用
- 産後ケアに『トコちゃんベルト』を準備
実母と義母には、作り置きのおかずや、必要なものの買い物をお願いしました。
日中ずっといてもらうことはせず、食事だけ週に1回届けてもらうスタイルに◎
私にとってこのスタイルは気が楽だったし、何よりほんとに助かりました~。
ボロボロの身体で新生児を連れての買い物は無理なので、ネットスーパーをフル活用しました。
重たいものも自宅の玄関まで運んでもらえるので、有難かったです。
足りないものや急ぎの買い物は、その都度夫にお願いしました。
産後1ヶ月はとにかく体を休めて回復されるためにも、食事は無理して作らないことにしました。
夫は料理が得意ではないので、出産前にこんな準備をしました。
- 『結わえるの寝かせ玄米』と『アマノフーズの味噌汁』をまとめて注文
- 配達圏内の宅配弁当のチラシを集めて情報収集
思い切って、産後1ヶ月はお米も炊かず、味噌汁も作らないことに◎
寝かせ玄米は健康的で美味しいし、味噌汁も具沢山で何なら自分で作るより美味しいです(笑)
食事はまとめ買いした寝かせ玄米と味噌汁を中心に、両家母たちのおかずを食べつつ、宅配弁当を頼んで乗り切りました。
『結わえるの寝かせ玄米』はレンジで温めるだけだし、『アマノフーズの味噌汁』もお湯を注ぐだけです。
食費はけっこうかさみますが、洗い物が少ないので後片づけも楽チン◎
保健センターに電話すると、保健センターの助産師さんが無料で色んな相談にのってくれます。
私は自治体でやっている産後ケア事業について教えてもらい、実際に日帰り型の産後ケアを利用しました。
- 育児相談(赤ちゃんのあやし方、授乳、寝かしつけ、抱っこ、おんぶ、沐浴、夜泣き等)
- 乳房のケアや手当の方法
- 昼食の提供
- ゆっくり休養
利用した時期 息子が生後3ヶ月~5ヵ月の時に、月1回ずつ計3回利用 ※私の自治体では生後6ヵ月未満までの利用が可能 | ||
場所 自治体紹介の助産院が数か所あり、自宅から車で5分の助産院を選ぶ | ||
日帰り型の利用時間 1回につき4時間 ※日時と時間は希望助産院へ直接連絡 | ||
料金 1回4,000円 | ||
支払い方法 私の選んだ助産院は現金のみ |
産後ケアを利用してみた感想は、心も体も休まり、利用して良かったです。
利用する前は、「ほんとに困った人が利用するところ」というイメージがありました。
妊娠前から産後ケア事業のことは知っていたけど、よっぽどのことがないと私は利用しないかなと思ってました。
里帰りしないで夫と頑張ってきたけど、産後すぐ腱鞘炎になったり母乳トラブルが続き、心身ともにじわじわとダメージが。
始まったばかりの育児、今無理するのはよくないと直感的に感じ、利用することにしました。
助産師さんの母乳マッサージで母乳がうまくでるようになり、栄養満点のおいしい昼食と優しい声掛けに、産後ずっと張り詰めていた気持ちが一気にほぐれてすごく救われました。
里帰りしない方はなおさら、こうゆう産後ケアサービスなどの利用をおすすめしたいです。
自治体によっては利用するのに事前登録が必要な場合もあるので、確認を忘れずに。
妊娠中は腰痛・恥骨痛に悩み『トコちゃんベルト』を購入。
つけているとだいぶ痛みも楽だし、歩きやすくなりました。
「産後骨盤ケアをしないと、体型が崩れるし後悔するよ!」と教えてくれた先輩ママの一言を恐れていた私。
実際に産後は骨盤がグラグラしてかなり不安定だったので、骨盤ケアとして準備しておいて正解でした◎
少し値段が高いのがネックですが、妊娠中から産後すぐはもちろん、普段の骨盤ケアにも長く使用できるのでおすすめです!
まとめ
産後の身体を労わるには、気持ちが落ち着く環境で安心して過ごせることが大切です。
里帰りで迷った時の判断のポイントは
- 夫がどれくらい家事と育児に参加できるか
- 夫が難しい場合、他にサポートしてくれる人がいるか
- 自分の母親との関係を見つめなおしてみる
里帰りしないと決めたら、妊娠中にしっかりとシミュレーションして、いくつか選択肢をもっておくと、いざという時に慌てなくてよいかなと思います。
ネットスーパー、宅配弁当、産後ケアサービス、家事代行など便利なサービスがたくさんあるので、意外となんとかなるものです。
頼れるものにはとことん頼っていきましょう。うまく産後を乗り切れるよう応援しています!